ゲーミングモニターの選択肢が多すぎて迷ってしまう方も多いでしょう。特に144Hz対応の高リフレッシュレートモニターは、種類が豊富で価格帯も幅広いため、どれを選べばいいのか悩みどころです。
本記事では、コスパに優れた144Hz対応ゲーミングモニターの基礎知識から選び方、そして実際におすすめのモデルまで詳しく解説します。

「安さ重視で144Hzモニターを探している」という方は、ぜひ最後までチェックしてみてください!
安い144Hzゲーミングモニター一覧表
商品名 | ![]() ![]() MSI G24C4 E2 | ![]() ![]() AOC 24G42E | ![]() ![]() MSI G244F E2 | ![]() ![]() ASUS TUF Gaming VG259QR-J | ![]() ![]() Pixio PX248 Prime Plus |
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おすすめ度 | 4.5 | 4.6 | 4.7 | 4.8 | 4.7 |
メーカー | MSI | AOC | MSI | ASUS | AOC |
リフレッシュレート | 最大180Hz | 最大180Hz | 最大180Hz | 最大165Hz | 最大180Hz |
応答速度 | 1ms (MPRT) | 0.5ms(MPRT) 1ms(GtG) | 1ms(GTG) | 1ms (MPRT) | 1ms(GTG) |
パネルタイプ | VA (湾曲) | IPS | Rapid IPS | IPS | Fast IPS(非光沢) |
サイズ | 24インチ | 23.8インチ | 23.8インチ | 24.5インチ | 23.8インチ |
接続端子 | DisplayPort 1.2a × 1 HDMI 2.0 × 2 | HDMI 2.0 × 1 DisplayPort 1.4 × 1 | HDMI 2.0 × 2 DisplayPort 1.2 × 1 ヘッドフォンジャック × 1 | DisplayPort 1.2 × 1 HDMI 1.4 × 2 ヘッドフォンジャック × 1 | HDMI 2.0 × 2 DisplayPort 1.4 × 1 ヘッドフォンジャック × 1 |
参考価格 | ¥15,800(税込) | ¥16,970(税込) | ¥18,800(税込) | ¥22,980(税込) | ¥24,980(税込) |
販売先 | Amazon | Amazon Rakuten | Amazon Rakuten | Amazon Rakuten | Amazon Rakuten |
\迷ったらこれ!定番の安い144Hzゲーミングモニターおすすめ5選を詳しく見る /
安い144Hzゲーミングモニターは本当に使えるの?


結論から言えば、安価な144Hzモニターでも十分に高いパフォーマンスを発揮できます。
価格が安いからといって、ゲームプレイに支障をきたすほどの性能差はありません。むしろ、適切なモデルを選べば、コストパフォーマンスに優れた買い物になるでしょう。



「安い=低性能」とは限りません!自分に合ったモニターを選べば、ゲーム体験はグッと快適になります!
ただし、安すぎるゲーミングモニターや、怪しいメーカーの製品など、いくつかの注意点も存在します。
144Hzとは?ゲームにおける違いを解説


リフレッシュレートとは、モニターが1秒間に画面を更新する回数を表す数値で、単位はHz(ヘルツ)です。
一般的なモニターのリフレッシュレートは60Hzですが、144Hzゲーミングモニターは1秒間に144回画面を書き換えることができます。これは、60Hzの2倍以上も滑らかな映像を表示できるということ。
ゲーム、特にFPSやTPSのような動きの速いジャンルでは、この違いが大きくプレイに影響します。
- 残像感の低減
- 画面の書き換えが速いため、動きの速いシーンでもブレや残像が少なく、敵の動きや弾道をより鮮明に捉えられます。
- 入力遅延の軽減
- 画面の更新頻度が高まることで、PCからの入力(マウスやキーボード操作)が画面に反映されるまでの時間が短縮され、より快適な操作感を得られます。
- 視認性の向上
- キャラクターの動きが滑らかになることで、敵の位置や動きを正確に把握しやすくなり、エイム(照準合わせ)の精度向上にも繋がります。
ネット上のユーザーからは「60Hzから144Hzに変えたらApexが別ゲームになった」「敵が瞬間移動して見えていたのが、ちゃんと動きが見えるようになった」といった声も多く聞かれます。
一度144Hzの滑らかさを体験すると、60Hzのモニターには戻れなくなるほど、ゲーム体験が劇的に向上します。



「144HzにしたらAIMが冴えた気がする!」なんて声も。動きの滑らかさで世界が変わります!
リフレッシュレートとフレームレートの関係性|PC性能の重要性


ゲーミングモニターを選ぶ上で、「リフレッシュレート(Hz)」と「フレームレート(fps)」はよく混同されがちです。
リフレッシュレート、フレームレートの違い
- リフレッシュレート(Hz)
- モニターが1秒間に画面を書き換えられる回数(モニターの「表示能力」)。
- フレームレート(fps)
- PCが1秒間に生成し、モニターに送る映像の枚数(PCの「映像生成能力」)。
せっかく144Hz対応のモニターを用意しても、PCが60fpsしか映像を生成できなければ、モニターの性能をフルに活かせません。これでは「宝の持ち腐れ」です。特に最新の重いゲームで144fpsを安定して出すには、高性能なグラフィックボード(GPU)が不可欠。
理想は、モニターのHzとPCのfpsがなるべく同じくらいになること。そうすれば、モニターの性能を最大限に引き出し、最高の滑らかさでゲームを楽しめます。
「自分のPCで本当に144fpsが出るか不安…」「そもそも144fpsが出るPCってどんなの?」と感じる方は、以下の記事も参考に、ぜひPC環境もチェックしてみてください。



モニターだけじゃダメ!高リフレッシュレートを活かすには、PCの性能も超重要です!
安いモデルでも快適にプレイできる理由


「安い」と聞くと、「性能が低いのでは?」と心配になるかもしれません。しかし、現在の安い144Hzゲーミングモニターは、ゲームを快適にプレイするための基本性能がしっかり確保されています。
安いモデルでも快適にプレイできる理由
- 技術の成熟
- ゲーミングモニターの製造技術が成熟し、高性能なパネルを安価に生産できるようになりました。
- 競争の激化
- 多くのメーカーが参入したことで競争が激化し、価格が下がる傾向にあります。
- フルHD解像度が主流
- 多くの安い144HzモニターはフルHD(1920×1080)解像度を採用しています。この解像度はPCへの負荷が比較的低く、高フレームレート(144fps以上)を安定して出力しやすいため、コスパに優れています。
高価格帯のモデルとの違いは、主に付加機能(RGBライティング、USBハブ機能、高精細なHDRなど)やデザイン、ブランド力などにあり、「144Hzでゲームを滑らかにプレイする」という本質的な部分の性能は、安いモデルでも十分以上に満たしていると言えます。



「余計な機能はいらない!滑らかに遊べればOK!」という方には、安いモデルがぴったりです!
注意すべき「安物買いのリスク」とは?


手頃な価格で高性能なモニターが手に入るのは素晴らしいことですが、中には注意が必要な製品も存在します。
安物買いのリスク
- 不明なメーカーの製品
- 極端に安い価格の聞いたことのないメーカーの製品は、品質管理が不十分だったり、サポート体制が整っていなかったりするリスクがあります。
- スペックの誇張
- 「応答速度1ms」と謳っていても、実際にはオーバードライブ設定で不自然なまでにブーストされた数値だったり、計測方法が異なる場合があります。
- 品質のばらつき
- 同一製品でも個体差が大きく、ドット抜けや色ムラといった初期不良が多いケースも。
購入前には、信頼できるメーカーの製品を選ぶこと、そして実際に購入した人のレビューや評価をしっかり確認することが重要です。保証期間やサポート体制についても、購入前にチェックしておきましょう。



「安い=悪い」じゃないけど、選び方を間違えると後悔するかも。レビューとメーカーは要チェックです!
144Hzゲーミングモニターを選ぶときのポイント


ここからは、実際に144Hzゲーミングモニターを選ぶ際にチェックすべき重要なポイントを解説します。
応答速度は「1ms」が理想


応答速度とは、液晶パネルが色を変化させるのに必要な時間を示す数値で、単位はms(ミリ秒)です。この数値が小さいほど、動きの速いシーンでの残像感が少なくなります。
FPSやアクションゲームなど、素早い動きが求められるゲームでは、1ms(ミリ秒)以下の応答速度が理想的です。応答速度が遅いと、動きの速いシーンでゴースト(残像)が発生し、ゲームプレイに支障をきたす可能性があります。
ただし、応答速度の表記方法にはGTG(グレー・トゥ・グレー)やMPRT(Moving Picture Response Time)など複数の規格があり、単純に数値だけで比較できないこともあるため注意が必要です。



「1ms」って書いてあっても、測り方次第で全然違うことも。数字だけを鵜呑みにしないのがコツです!
パネルの種類(IPS/VA/TN)の違い


ゲーミングモニターには主に3種類のパネルが使われており、それぞれに特徴があります。
TNパネル
- 応答速度が最も速い(通常1ms前後)
- 価格が比較的安い
- 色再現性や視野角が劣る
- FPSなど競技性の高いゲームに向いている
VAパネル
- コントラスト比が高く、黒の表現に優れている
- 応答速度はTNより遅いが、色再現性は良好
- 視野角はIPSより狭いが、TNより広い
- 映像美を重視するゲームに向いている
IPSパネル
- 色再現性と視野角に優れている
- 応答速度は以前より改善され、ゲーミング用途でも十分
- 価格は比較的高め
- 美しい映像と競技性のバランスが取れている
最近は技術の進歩により、IPSパネルでも1msの応答速度を実現するモデルが増えてきており、総合的なバランスではIPSパネルが人気を集めています。



とにかく速さ重視ならTN、美麗な映像も楽しみたいならIPS。あなたのプレイスタイルに合わせて選びましょう!
入力端子のチェックも忘れずに


モニターの入力端子は、接続する機器との互換性を確保するために重要です。
- HDMI: 最も一般的な接続端子。バージョンによって対応する解像度やリフレッシュレートが異なる
- HDMI 1.4: 1080p/144Hzまで対応
- HDMI 2.0: 1440p/144Hzまで対応
- HDMI 2.1: 4K/144Hz以上に対応
- DisplayPort: PC接続に最適で、高リフレッシュレートに対応
- DisplayPort 1.2: 1080p/240Hzまで対応
- DisplayPort 1.4: 4K/144Hzまで対応
- DVI: 古い規格だが、デュアルリンクDVIは1080p/144Hzに対応
PS5などのゲーム機と接続する場合はHDMI端子が必須です。また、将来的な拡張性を考えると、複数の入力端子を備えたモデルを選ぶと便利でしょう。



HDMIだけじゃなく、DisplayPortもあると安心!あとで困らないために、端子の数と種類は要チェックです!
画面サイズと解像度のバランスも重要


ゲーミングモニターを選ぶ際は、画面サイズと解像度のバランスも考慮すべきポイントです。
- 24インチ前後
- フルHD(1920×1080)解像度に最適。視野全体を把握しやすく、FPSなどのプロゲーマーにも最も多く使用されているサイズ
- 27インチ前後
- WQHD(2560×1440)解像度が理想的。より広い視野と細部の確認が可能
- 32インチ以上
- 4K(3840×2160)解像度に適している。没入感は高いが、競技ゲームには大きすぎる場合も
安価な144Hzモニターでは、24インチ前後のフルHD解像度が主流です。この組み合わせは、高いリフレッシュレートを維持しながらも、グラフィックボードへの負荷を抑えられるというメリットがあります。



FPSやバトロワなら、24インチ×フルHDがバランス最強!目線の移動も少なくて、エイムが安定します!
迷ったらこれ!定番の安い144Hzゲーミングモニターおすすめ5選


ここからは、コストパフォーマンスに優れた144Hzゲーミングモニターを5つ紹介します。
① MSI G24C4 E2|湾曲パネルで没入感UP!
- 湾曲パネルでゲームへの没入感が抜群
- 高いコントラスト比で映像がより美しく
- 最大180Hzの高リフレッシュレートで滑らか
- 素早い応答速度(1ms MPRT)で残像感が少ない
- FPSからRPGまで幅広いゲームに◎
- 特徴
- 高い没入感を提供する湾曲VAパネルを採用。最大180Hzの高リフレッシュレートと1msの応答速度で、動きの速いゲームも滑らかに表示します。高いコントラスト比で、暗いシーンもより引き締まった黒で表現。MSI独自のゲーミング機能も充実しており、FPSからRPGまで幅広いジャンルで活躍します。
- こんな人におすすめ
- 湾曲モニターでゲームへの没入感を高めたい、映画やRPGも楽しむゲーマー。


② AOC 24G42E|最新のIPSパネルで残像感なし
- 新技術IPSパネルで高速応答(1ms GtG)
- 180Hz高リフレッシュレートで圧倒的な滑らかさ
- 鮮やかで美しい映像
- Adaptive-Syncで画面の乱れを防止
- スタイリッシュなデザイン
- 特徴
- 最新のIPSパネル技術により、1ms(GtG)という高速応答を実現しながら、広視野角と豊かな発色を維持。180Hzの高リフレッシュレートとAdaptive-Sync対応で、残像感の少ない非常にクリアな映像を提供します。デザインもスタイリッシュで、デスク周りにもなじみやすいでしょう。
- こんな人におすすめ
- 最新技術でより快適なFPSプレイを求める、美しい映像も譲れないゲーマー。


③ MSI G244F E2|入門機としても万能なIPSモデル
- バランスの取れたIPSパネル(高画質&1ms GtG)
- 180Hz高リフレッシュレートで非常に滑らか
- FreeSync Premiumで快適な同期
- 暗所での視認性を高めるナイトビジョン
- FPS初心者にも嬉しいエイムアシスト機能搭載
- 特徴
- MSIのエントリーモデルながら、IPSパネルと1ms(GtG)の高速応答、180Hzのリフレッシュレートを備えた万能モデル。鮮やかな色再現性と広視野角で、ゲームはもちろん、日常使いや動画視聴にも最適です。FreeSync Premium対応、ナイトビジョン機能など、ゲーマーに嬉しい機能も充実しています。
- こんな人におすすめ
- 初めてのゲーミングモニターで失敗したくない、FPSもRPGも楽しみたい万能ゲーマー。


④ ASUS TUF Gaming VG259QR-J|IPSパネルで高速&高画質
- 美しい発色のIPSパネル
- 高速応答(1ms MPRT)で残像感を抑制
- 165Hzリフレッシュレートでスムーズな動き
- FreeSync/ELMB Syncでティアリング・カクつきなし
- ASUS独自のゲーミング機能が充実
- 特徴
- 高速応答のIPSパネルを搭載し、美しい映像とスムーズなゲームプレイを両立。最大165Hzのリフレッシュレートと1msの応答速度に加え、Adaptive-Sync(FreeSync)やASUS独自のELMB Sync技術に対応し、ティアリングやスタッタリングを徹底抑制。豊富なゲーミングアシスト機能も魅力です。
- こんな人におすすめ
- 画質と応答速度の両方を重視したい、バランスの取れたゲーミングモニターが欲しい人。


⑤ Pixio PX248 Prime Plus|コスパ抜群の隠れた名機
- 驚異的なコストパフォーマンス
- IPSパネルで高画質と高速応答を両立(1ms GtG)
- 165Hzリフレッシュレートで快適プレイ
- フリッカーフリー&ブルーライト軽減で目に優しい
- 隠れた優良モデルとして人気
- 特徴
- コストパフォーマンスに優れることで知られるPixioの人気モデル。IPSパネルによる美しい発色と1ms(GtG)の高速応答、165Hzのリフレッシュレートで、価格以上の性能を発揮します。フリッカーフリーやブルーライト軽減機能も搭載しており、目の負担を軽減したいユーザーにもおすすめです。
- こんな人におすすめ
- 性能と価格のバランスを最も重視する、隠れた優良モデルを探している人。


よくある質問(FAQ)


Q. 144HzモニターはPS5でも使える?
- 144HzモニターはPS5でも使える?
-
PS5は最大120Hzの出力に対応しているため、144Hzモニターを接続しても120Hzまでの表示となります。ただし、144Hzモニターは下位互換性があるため、PS5との相性は良好です。
PS5で120Hzの表示を活用するには、HDMI 2.0以上の端子を備えたモニターが必要です。また、すべてのPS5ゲームが120Hzに対応しているわけではなく、対応タイトルは限られています。
144Hzモニターを購入しておけば、将来的にPCでゲームをプレイする際にも活用できるため、長期的な視点では良い選択と言えるでしょう。
Q. 安い144Hzモニターでもプロゲーマーは使ってる?
- 安い144Hzモニターでもプロゲーマーは使ってる?
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プロゲーマーの多くは、スポンサー契約の関係で高価なモニターを使用していることが多いですが、実際には本記事で紹介したような2〜3万円台のモニターも使用されています。
特にBenQ ZOWIE XL2411Kなどは、eスポーツシーンでも広く使われている定番モデルです。プロゲーマーが重視するのは、高価格帯の付加機能ではなく、応答速度の速さやリフレッシュレートの高さといった基本性能です。
安価なモニターでも基本性能が充実していれば、プロレベルのプレイには十分対応できます。
Q. G-SYNCやFreeSyncは必要?
- G-SYNCやFreeSyncは必要?
-
G-SYNCやFreeSyncは、グラフィックボードとモニターの同期を取る技術で、画面のティアリング(画面の上下で表示がずれる現象)を防止します。
これらの機能は特に以下の場合に効果を発揮します。
- フレームレートが大きく変動するゲームをプレイする場合
- グラフィッボードの性能がゲームの要求に追いつかない場合
- 画面のちらつきや引き裂きが 気になる場合
最近の144Hzモニターの多くはどちらかの技術に対応しており、特にFreeSyncは比較的安価なモデルにも搭載されています。可能であれば、これらの機能を備えたモニターを選ぶことをおすすめします。
まとめ|安くても144Hzで快適プレイは可能!
144Hzゲーミングモニターは、以前は高価な製品でしたが、現在では1万円台から購入できるようになり、ゲーマーにとって手の届きやすい存在となっています。
本記事で紹介した5つのモデルは、いずれもコストパフォーマンスに優れた製品で、用途や好みに合わせて選ぶことができます。
- FPSなど競技性の高いゲームを重視するなら
- 映像美と競技性のバランスを重視するなら
- とにかく予算を抑えたいなら
144Hzの高リフレッシュレートは、ゲームプレイの快適性を大きく向上させる要素です。予算に合わせて最適なモデルを選び、より快適なゲーム環境を手に入れましょう。



最後までご覧いただきありがとうございました!