AMDのグラフィックボードでは、パルワールドのDLSSフレーム生成をそのまま利用できません。そこでOptiScalerとOptiPatcherを使い、ゲーム側のDLSS入力をRadeonで動くFSR Frame Generationへ置き換えます。
最短手順は「Win64をバックアップ→OptiScalerの必要ファイルを配置→OptiPatcherと最新DLSS DLLを導入→DirectX 12で起動→FG InputとOutputを選ぶ」です。この記事では、この操作と元に戻す方法だけを簡潔に解説します。
OptiScalerはPalworld公式機能ではありません。OptiScaler公式はオンラインゲームでの利用を避けるよう警告しています。マルチプレイでの使用は控え、導入前に必ずバックアップしてください。
結論|RadeonでもOptiScalerを使えばパルワールドでフレーム生成を利用できる
OptiScaler公式Wikiでは、PalworldはOptiScaler 0.9で検証され、Radeon RX 7000シリーズとRX 9000シリーズの動作報告があります。使用するプロキシDLLはdxgi.dll、FG InputはDLSSG via Streamline、起動はDirectX 12です。
| 設定 | Palworldで選ぶ内容 |
|---|---|
| 起動API | Steam起動オプションをDirectX 12 |
| プロキシDLL | dxgi.dll |
| FG Input | DLSSG via Streamline |
| FG Output | FSR FG |
| 設定反映 | Save Settings後にゲームを再起動 |
PalworldやOptiScalerの更新で手順が変わる可能性があります。記事内の固定ファイル名ではなく、公式GitHubの最新StableとPalworld互換性ページを優先してください。
OptiScaler導入前のバックアップ方法

作業前にPalworldとSteamを終了し、Win64フォルダを丸ごとコピーします。追加・変更されたDLLを一つずつ覚えるより、導入前フォルダを残す方が確実です。
Palworld\Pal\Binaries\Win64
PalworldとSteamを終了する
ファイルを使用中のままコピーしないよう、Palworldを終了してからSteamも閉じます。
Palworldのローカルファイルを開く
SteamのライブラリでPalworldを右クリックし、管理→ローカルファイルを閲覧を選びます。
Pal\Binariesまで移動する
開いたフォルダからPal→Binariesの順に進み、Win64フォルダを確認します。
Win64フォルダを丸ごとコピーする
Win64をコピーし、同じ場所または別ドライブへWin64_backup_before_OptiScalerという名前で保存します。
セーブデータも保護したい場合は、別途%LOCALAPPDATA%\Pal\Saved\SaveGamesをコピーしてください。Win64のバックアップはMOD復旧用で、セーブデータのバックアップにはなりません。
パルワールドへOptiScalerを導入する手順
ダウンロードはOptiScaler公式GitHubだけを使います。公式READMEは「公式サイトや公式Managerアプリは存在しない」と注意喚起しているため、検索広告や転載サイトから入手しないでください。
必要な10ファイルをWin64へ貼り付ける

解凍したフォルダからOptiScaler.iniOptiScaler.dlllibxess_fg.dlllibxess.dlllibxell.dllfakenvapi.inifakenvapi.dllamd_fidelityfx_upscaler_dx12.dllamd_fidelityfx_framegeneration_dx12.dllamd_fidelityfx_dx12.dll
をPalworld\Pal\Binaries\Win64へ貼り付けます。
LoadAsiPluginsをtrueへ変更する

OptiScaler.dllのファイル名をdxgi.dllに変更します。
OptiScaler.iniを開き、[Plugins]内のLoadAsiPlugins=autoをLoadAsiPlugins=trueへ変更して上書き保存します。
Win64内にPluginsフォルダを作成する

Palworld\Pal\Binaries\Win64を開き、同じ階層にPluginsという名前のフォルダを新規作成します。
OptiPatcherのASIファイルをPluginsへ貼り付ける

解凍した中にあるOptiPatcher_v○○.asiを、STEP4で作成したPalworld\Pal\Binaries\Win64\Pluginsへ貼り付けます。
nvngx_dlss.dllをコピーする

解凍したフォルダ内のnvngx_dlss.dllをコピーします。
パルワールドのDLSS DLLを上書きする

既存のnvngx_dlss.dllを別フォルダへバックアップしてから、コピーした最新版をPalworld\Pal\Plugins\DLSS\Binaries\ThirdParty\Win64へ貼り付けて上書きします。
パルワールドを起動する

ファイルの配置が完了したら、Steamで以下の順に開きます。
パルワールド → プロパティ → 一般 → 起動オプション
起動オプションが「DirectX 12」に設定されていることを確認し、パルワールドを起動してください。
Palworld本体やOptiScalerの更新で構成が変わる可能性があります。既存のnvngx_dlss.dllは削除せず、復旧できるよう別フォルダへコピーしてから上書きしてください。
Radeonでフレーム生成を有効にする方法
PalworldはDX12を強制し、OptiScalerでFG InputとFG Outputの両方を選択します。片方だけではフレーム生成は動作しません。
グラフィック設定にアップスケーリングが追加されたか確認する

パルワールドを起動し、オプション→グラフィックの順に開きます。
アップスケーリングの項目にDLSSとフレーム生成が追加されていれば、OptiScalerとOptiPatcherが読み込まれています。
DLSSとフレーム生成を有効にする

アップスケーリングをDLSSに変更し、フレーム生成を有効にします。
動作や画質を確認しながら、DLSSをパフォーマンスからクオリティの範囲で調整してください。操作遅延や画面の乱れが気になる場合は、フレーム生成のオン・オフも比較します。
INSERTキーでOptiScaler設定を開く

ゲーム画面でキーボードのINSERTキーを押し、OptiScalerの設定画面を表示します。
設定画面が出ない場合は、ゲームを終了してPluginsフォルダとOptiPatcherの配置を確認してください。
添付画像と同じようにフレーム生成を設定する

UpscalerはFSR 3.X/4、FG InputはDLSSG via Streamline、FG OutputはFSR FGを選択し、Frame Generation(FSR FG)のActiveを有効にします。
SpoofはOffのままで構いません。FFX Upscaler・FFX FGのバージョンは、導入したOptiScalerで選択できる最新版を使います。
Save Settingsを押してパルワールドを再起動する

設定画面の下部にあるSave Settingsを押して保存し、パルワールドを再起動します。
再起動後にDLSSとフレーム生成が有効なら、AMD Radeonグラフィックボードでのアップスケーリング・フレーム生成設定は完了です。
OptiScalerのFG設定は、Save Settingsで保存した後にゲームを再起動して反映します。動作中は既定のEndキーでフレーム生成のオン・オフを比較できます。
フレーム生成が出ない場合と元に戻す方法
フレーム生成の項目が出ない場合は、設定を増やす前に基本項目を確認します。Palworld公式Wikiでは、DLSSを認識しない場合はTSRへ変更後にDLSSを再選択する方法が案内されています。
最初に確認する5項目
- Steam起動オプションがDirectX 12になっている
- Win64直下にdxgi.dllとOptiScaler.iniがある
- OverlayのFG InputとFG Outputを両方選んだ
- Save Settings後にゲームを再起動した
- TSR→DLSSの順で設定を切り替えた
- PalworldとSteamを終了する
- 現在のWin64フォルダをWin64_OptiScalerなどへ名前変更する
- バックアップしたWin64_backup_before_OptiScalerをWin64へ戻す
- Steamの起動オプションから-dx12を削除する
- 復旧できない場合はプロパティ→インストール済みファイル→ゲームファイルの整合性を確認する
ゲーム更新直後に動かなくなった場合は、古いDLLを使い続けず、いったん公式状態へ戻してください。その後、OptiScalerのPalworldページで対応状況を確認してから再導入します。
まとめ|バックアップ後にDX12とFG設定を行う
RadeonでPalworldのフレーム生成を使う最短ルートは、Win64をバックアップし、OptiScalerの必要ファイル・OptiPatcher・最新DLSS DLLを配置して、DX12で起動する方法です。FG InputはDLSSG via Streamline、FG OutputはFSR FG、最後にSave Settingsと再起動を忘れないでください。
- Win64フォルダをバックアップした
- 公式GitHubのStableを使った
- LoadAsiPlugins=trueへ変更し、PluginsへOptiPatcherを配置して最新DLSS DLLへ置き換えた
- DirectX 12で起動した
- FG InputとFG Outputを選び、Save Settings後に再起動した



